2007-11-30
過去からの手紙

いつも過去からの手紙が届く。
そして僕は未来に手紙を出す。
2007-07-06
It is time.

さあ、みなさま。お待ちかねのショーの始まりです
お題は、「Meaning of life. 」
上演時間は、残りの人生全て
では、精一杯お楽しみ下さい、
It is a show time!
2007-01-04
絡み付く

乱暴に束ねてみたんだけど、こんがらがっちゃうんで
あれこれ引っ張ってみたんだけど、これがまた絡み付くんですよ。
そしてアメーバたちように増殖していく。
形を変えて増えて行くけれど、総じて観ると相似形を成し、
細部と俯瞰はまるで同じような景色だったりする。
合わせ鏡のように、入れ子が永遠と続く。小さい方に行こうと大きい方に行こうと。
時間(とき)が流れる、なんて幻だったのかも。
増幅しながら、また同じ事柄を叫んでいる。
2006-11-18
時

胸の真ん中に窓が開いたんだ
向こうには晴れ渡った空が見えた
窓を乗り越えてそっちに行ってみたよ
そしたら、そう、その実時計があった。
大きな大きな振り子時計だった
僕はその時計を見上げた
時計の針は止まっていたんだ。
時計の文字盤を開けてみると
中には筋肉のような骨のような内臓のようなものが
赤く、ぬめりとした輝きを放ちながら、確かに息づいていた。
この実時計は「時を止める事」に、筋肉と骨を目一杯使ってるんだ。
時計にとっては、「進むこと」より「留まること」の方がより、高尚な行為だそうだ。
古時計のみずみずしい内臓はそれを物語っていた。
文字盤を閉じて大きな実時計に一礼し、
僕は広大な栗畑の方に歩いて行った。
「そうか、答えなんてもともとあったんだ」
2006-11-03
探す

彼を捜していろいろひっぺ返し、ゴチャゴチャした市場のような所をかき分け、通り過ぎた。
僕にとって「彼」は危険だった。
なんとか見つけ出して「彼」を葬り去りたかったに違いない。
喧噪を抜けて見失ったかと思ったら
「彼」は僕の背後にピタッと張り付いていたのだ。
2006-10-25
解体

「是」とやらを解体してみた。
言葉に変容する以前のグニャリとした生き物たちが蠢いていた。
胎内で魚ともほ乳類ともつかない形態が、
1日で数万年もの生物の進化を営むように、
スローモーションなのか、劇的な早回しなのか、
そもそも時間なんて関係なかったのか、
そのような感じで蠢いている。
記憶は何処にあったのか
解体してみても
実は見つからなかった。
2006-10-22
ともかく

続けることだったりする
シンプル。
2006-10-03
過程

成長の過程なのか
衰退の過程なのか
そもそも成長も衰退もなく、それらは循環のことわりの一部として自然なのか
輪廻は続く
始まりも終わりもなく
2006-09-14
落ちない雲

いつの間にか季節が変わっていて驚いたりする
不安は窓から見える雲に吸い取られ
今、幸福なのか不幸なのか分らなくなるような
まどろんだ時に包まれる
人はきっとそれを幸福と呼ぶのかも知れない
雨上がりのアスファルトから
立ち登る白く曇った空気に
小さな扉を見つけた
取り敢えずその扉を開けて入ってみると
雲の上に出た
巨大な鷹の足の鱗の一枚に身体をすっぽりと入れて
誰かを探しに飛び立つ
この国が隠れる程の鷹の陰が南に向かって行く
2006-09-04
吸引されていく

ぐるぐると、どこかに吸引されていく。
自分の意志が働いてるか、
ただただ巻き込まれているのか、
夕焼けを眺めると、
僕は此処に居るんだなあって判る。
2006-08-20
空腹に逃げ水

高田馬場の坂道を登っていた
アスファルトがゆらゆら揺れている
坂の上のビルがゆらゆら揺れている
道を歩く人がゆらゆら揺れていて宙を漂う幽霊に見える
パチンコ屋がゆらゆら揺れていて自動ドアが開くと中からけたたましい音がゆらゆらと聞こえてくる
信号機がゆらゆら揺れていて青なのか赤なのか分からない
電線がゆらゆら揺れていてちぎれているようだ
躯の奥から耳鳴りがする
2006-08-17
夢の向こう

向こうがあると思って、
そっちに行ってみたんだ。
そしたら、そのまた向こうに「向こう」が見えるんだよ。
此処じゃないどこか、なんてなかった。
だから、遠くに行けるんだ。きっと。
2006-06-27
AND DO

そして、
やる
2006-06-11
まっすぐ

まっすぐそこを行って
角を曲がると
あります。
2006-06-07
みどりまう

増殖する
むせかえるほどの あおの匂い
続いていけ
2006-04-25
春の嵐

春の嵐は過ぎたかな
過ぎ去るの待ってみた
日の光は戻り
夕焼けに染まった空から一番星が浮かび上がって来た
僕らは再び走り出すだろう
少しのろまに、でも、景色を見渡しながら
立ち止まったり、振り返ったり、空を仰いだり
は虫類だった頃の記憶を辿り
両生類だった頃を思い出し
植物だった頃を微かに感じ
月に向かって、太陽に向かって
春の嵐は過ぎたかな
2006-04-19
トラウマン、翼を授かる

人類の平和のためにM87星雲からやって来た
トラウマン。
さんざん頑張ったけど、思うように結果を出せず、
捨てた故郷が忘れられず、へこみがち。
命をかけた仕事は挫折。
誤解をされて、誰からも非難されて、引きこもる。
再び立ち上がりたいトラウマン。
過去の失敗と幼き思い出がつきまとうトラウマン。
ある時、ヒョンな事から翼を授かる。
羽ばたくことは出来るのか!
トラウマン。
2006-04-13
Die Forelle

上流に向かって走ってみた
流れに任せて下ってみた
ヘンなもんに出くわす事もあった
水面から垂れ下がっているあの美味しそうに光るモノは何だろう
2006-04-07
花の咲くころ

花の咲くころは眠れない。
月光を浴びながらバラのアーチをくぐると、真っ昼間だった。
花粉で少し曇った畑におかっぱの女の子が立っている。
彼女は僕に麩のみそ汁を差し出し、
「花の咲くころは体調に気を付けて」と言った。
みそ汁を飲み干すと、すっかり安心した気分になり、ぐっすり眠る事ができた。
正面から見ても顔に見える赤い魚と、水色のザリガニが何気なく警戒し合っている。
カブト虫は、お洒落だけど少し窮屈な部屋の中で背中を丸めた。
いそぎんちゃくは急がない。
鴨川の亀は居なくなっていた。
花の咲くころは、もう少しだけ息を長く吐く。
2006-04-03
牧歌

歩いてみると、ことのほか温かい空気
寒空の下
星を見上げながら、
心にナイフを突き立てては泣きじゃくる悪童たち
もう少し歩いて
牧歌を唱う
2006-03-26
カシスソーダ

なんとかなるそーだ。
2006-03-11
そこ

多分、それはそこにあった。
2006-03-06
散歩

まずはゆっくり歩くとします。
扉が見つかったら、
ドアを開けて
全力疾走。
2006-03-04
Un Sospiro

パズルはそろそろ完成する頃だよ。
ピース、
そして、ピース。
2006-02-16
Wonderful life

多分、
きっと、
人生は素晴らしい。
2006-01-09
アリス in 公団住宅

北には赤城山、
南には太平洋、
風は西から、
雪は空から。
ハンプティーダンプティーがベランダの手すりに座っていた。
窓を開けて近づくと、彼は私にロシア製の拳銃を手渡したのだ。
見上げると月が出ていた。半月より少し膨らんでいる。
私は月に向かって銃の引金を引いた。
するとベランダの手すりが壊れ、
ハンプティーダンプティーは公団住宅の4階から真っ逆さまに落下して見えなくなった。
四畳半の畳の部屋に戻るとエプロン姿のアリスが包丁をこちらに向けて立っていた。
「これからじゃないか」
気が動転した私はとっさに彼女にそう答えた。
「想い出が全然壊れないの」
確かアリスはそう言ったのだった。
2005-12-27
漆黒のプリズム

暗黒。
メルヘン。
太古の昔、
暗闇の中で刻んだ大地への刺青。
七色の光を求めたのか
刻まれた壁の傷跡から、向こうの世界へ行こうとしたのか
2005-12-21
遊

自遊。
浮遊。
2005-12-17
Contact

振幅する。
2005-12-12
Ring

わ。
2005-12-05
Journey

気持ち次第。
2005-12-03
形

無形≒有形
2005-11-26
Open eyes dreaming

白昼夢。