2007-11-30
ええもわるいも

アニマの愛は深い。
アニムスの愛は広い。
2007-06-25
平面を重ね続けるとやはり平面のままか、それとも何か別のものになるのか、平面にはいつまでも辿り着けないのか

毎日何かが変化するが
何も変わらない。
毎日まったく変わらないが
全てが変わってゆく。
今はさっきの続きか
昨日はいつのことだ
明日はただ今日の次の日か
確実な事はなんだ
確実とは専ら不確実であることの証明か
お前はただの記憶の束か
それとも創造の源か
全ては決定していてお前はそれをなぞるのか
何も決まっておらず自ら作るのか
お前の眼は節穴か
お前の手はただの末端なのか。
2006-12-22
束

答えがあったからと言っても
今が消える訳ではなくて
とぼとぼと歩いていくのか
大声でわめき散らすのか
笑って駆けていくのか
決めるのは誰だ?
体中の繊維をすべて集めて束にして
持っていけ
2006-11-08
晴

記憶なんてかってなもんだ。
何が怖かったかって覚えているもんでもない。
何が楽しかったかってやっぱり定かではない。
取り違えていたり見当違いの判断をしていたりというのが落ちだ。
まったくシステム上の欠陥だ。
翁に連れられ鳥の背中に乗っかって
空中の穴に飛び込んだ。
飛び込んだ先には大きな大きな木があって
実のかわりにこれまた大きな時計がたくさんなっていた。
全部が全部違う時刻を指している。
突然その実時計が
ぼだんぼだんと
一つ残らず落っこちた。
落っこちたと思ったら今度は
ずりずり転がり出して
すべて蔵に納まった。
これが記憶の正体だ。
あの大きな木には
再び実時計が鈴生りになって
新たな時が生まれる。
「蔵を検索するに当たってまずはシステムを点検して下さい。欠陥があると思われます。病気です。まずはそこから治していきましょう!」
「では最初に足の裏から息を吸って下さい!次に眼で食べて下さい!鼻で見て下さい!最後に飛んで下さい!ほらあの犬コロみたいに!」
「そうそう言い忘れましたがあの時計の中には逆回転しているものもあるのですよ。あなたが今まさに見ている風景はもう随分昔の風景ですよ。。」
今日は晴だ。
雨よどんどん登れ。
腹の底から
啼きながら笑え。
2006-10-30
あれこれ

是とは、あれこれを忘れ去るか飛び越えるかして、そこに彼を見い出す態度だ。
2006-10-24
彼

絵の中ですべてを同等に扱うこと。
「是」のみではなく、「其」が重要なのでもなく、「何」でもない。
すべての「是」だ。
すべての「是」を了解した時に
ようやく
大きな「彼」が見えてくる。
2006-10-09
さしあたり

いしでも積むかわりに点でも繋いでみる。
2006-09-20
増える

増えるということは
あるから増えるのか
ないから増やすのか
つまり
あるものが無いのか
無いものがあるのか
2006-09-07
谷底

○月某日 雨
谷底に雨が降ってきて、もうそこは大きな水槽みたいになってしまった。
魚だったら良かったが俺は魚ではないので昼食は鯖にした。
それでもやっぱり水槽だからどうしようか、コンビニで酸素でも買えばいいんだろうか?
しかし酸素は売ってなかったので諦めてコーヒーを買って、半ば泳ぎながら歩いていくと
ちょうど良い庭があったのでそこで能を見ながらコーヒーを飲んだ。
何故か、もうすぐここには忍者が来るらしく、みんな忙しそうにめんどくさがりながら働いていたので
俺も何故かそわそわした。まあでも忍者なら水槽の中でも大丈夫なんだろう。
家具屋に入って水槽がないか聞いてみた所、そんなものは無いと言われた。
わかってるよ、水槽の中に水槽をおいている訳が無い。聞いてみたかっただけだ。
葉っぱだと思っていたのは実は花だった。
谷底にも花が咲くのか。
2006-08-28
伸びる

さあ今日も一日が終わって布団に潜り込むと
頭がカシャカシャ鳴っている。
今日もいろいろ見たはずだが
これは俺が見た風景ではない。
でも俺が見たんだろう?
テーブルの上の葉っぱは毎日良く伸びる。
頭の中の記憶もまた、良く伸びる。
2006-08-19
たまねぎ紳士

たまねぎ紳士は
山の梺から
いつも山ばかり見て
嘆いている。
じゃがいも親爺は
旅館の窓から
いつも紙飛行機を飛ばして
笑っている。
ある朝いつものようにたまねぎが
山を見て嘆いていると
向こうの方から何かが飛んでくる。
じーっと見つめているとそれはどんどんと大きくなって
鼻の頭にぶつかった。
びっくりしたたまねぎは
ぶつかったものを拾い上げてみると
それはじゃがいもの飛ばした紙飛行機だった。
紙飛行機を見たことがなかったたまねぎは
紙飛行機をじっくり観察して
全部広げてみると
そこには絵が描かれている。
それは
たまねぎがいつも見ている山の絵だった。
それからたまねぎは
自分も同じように山の絵を描いて
紙飛行機を折って
飛んできた方向に飛ばし返し続けて
あー ずいぶんと時間がたったんだろうか死んでしまったが
もう
嘆くことはなかった。
2006-08-12
眼

眼で食す。
手で考える。
2006-06-24
儀式

「そうなんよ。さっきまでは気持ちよかったのになんでかシラン、外に出てね、歩くんですよ。歩かないかん気がして。そんでな、歩いてる内にどこまでもどこまでも歩くっていうのがほんまできるような気が、するんよ。でもね、疲れるんでしょ?そうするともう、なんて言うの、いつまでもどこまでもいけるようなとこに・・ちゅうかそんなところあるんか知らんけどもうしゃーないねんな。もうなんかわからんけど、、勝負、、に出る訳や・・・」
深夜の商店街を歩くとなんか寂しい気持ちになる。
それってなんやろ?
そうだ。祭だ。祭の後を思い出す。
出店が出てみんなでわいわいやって時間が来たらさーっと引く。
神輿担いだりそれ見て送ったりモノ売ったり
それぞれ役割はあっても少なくともきっちり晴れだ。
祭が日常になってしまったのか。
日常が祭になったのか。
祭の道はまっすぐで
まっすぐ行って曲がって、ちょっと離れて
またもとに戻ってくる。
ぐるぐるまわる。
日常が祭になると
自分で
祭れるかどうか。
これは
砕け散った鏡の上にただ眠っていた
それだけの話だけど。
2006-06-10
宿

毎日旅館暮しだ。
人生が旅だ
なんて
誰が感じなかった?
朝寒い。失敗した。昼やったのに。
誰が予想するんだ?
自分で感じろ。
その人の性格を知るには一緒に旅に出るといいと言う。
嗚呼、毎日自分を知っていく。
知り過ぎると忘れたくなるのは俺が年を取ったのか。
それとも下らん誤解か。
ハンモックで寝て
トニックウォーターでも流し込め。
見るもの聞くもの語るもの
全てが詩となる
そんな瞬間がある
詩魔
と言う。
共生
無頼
共感
反感
てめえ山にのぼって溺死しろ。
だらだらと
考えるのだ。
詩魔は
忘却のヴェールの奥にある。
2006-06-07
くま

夜明けに熊が出てきた。
何も言わずに
こちらを見ている。
ただ
じっとりとこちらを見つめて
半分だけ歩いていった。
2006-04-23
一人デスマッチ

頭が割れて血が溢れ出すんだがいっそのことこのままずっと溢れ続けていたらさぞ面白かろう。だけどほんとに溢れ続けていたら日常が一人デスマッチになるのでよっぽど気をつけて歩かないと滑って転ぶ。ところで最近どうやら地球は宇宙人だらけでどこにいっても笑ったり怒ったりしているらしい。このままいくと少子化問題は宇宙人によって解決されるんだろう。こうなってくると何処で生まれたかで何かを決定するのはナンセンスだだけど生まれた場所はまあそりゃ気になる。でも生まれた場所に帰れるかどうかなんて保証はないしそれがいいかどうかもわからない。わからないのでとりあえず明日帰りますって言っておいてそのまま座って本でも読む。そこで気付くんだけど結局帰る場所なんてすでに記憶の崖の向こうにしか無いしいつでも何処でも帰る事ができる。
額から溢れ出た血は
どこからやってきたのか。
2006-04-17
なーなななーなーなー

蛇に身震いする
猿は物欲しげだ
何処へ
何故ここへ
なーなななーなーなー
端の方で涙する
せめて
なーなーななななー
なーなななーなーなー
2006-04-12
熱海の海岸が見えるホテルのそばを歩くんだけど

例えば酒に浸された米を食べる訳ですが
美味しいはずも無く
でも食べれる
むしろ喜んで
今日は千葉で
昨日は熱海で
歩くんだけど
どこにいても
あまり変わらないし
帰る所も無い
ラーメンとか食べる。
例えば駐車場でぶっ倒れていて
親切な御仁が
起こしてくれて
泊る当ても無く
泊ることもできる
最も
幸か不幸か
どこにでも
帰ることができる。
生活。
2006-04-05
金色の靴

金色の靴を
とりあえずタクシーに乗せてみた。
睡眠不足で意識を朦朧とさせながら
200ポンド稼いでイギリスに行くと靴は言った。
よくよく聞いてみたら
靴は10年以上も
200ポンド稼げなかったらしい。
でも靴は人よりも70倍動いている。
靴の所持金は3ポンド。
そんな靴は
俺の靴を変わっていると言う。
俺は靴に珈琲をごちそうして
自分の靴を確かめながら
そっと出ていった。
2006-03-29
春雷

2006-03-24
色景2006

ライムとフクシアのスーツで着飾ったオトコが
砂場で山を作っている。
山のてっぺんに
サラ砂かけろ
サラ砂かけたら
山かたまんねん
男はせっせと山をこしらえて
サラ砂を振りかけている。
山の出来栄えに満足したオトコは
スーツについたサラ砂をはたいて
何処かへ行ってしまった。
砂場の片隅に
ひっそりと山。
サラ砂がキラキラと輝いている。
…鳥
コドモが砂場にやってきて
山を見るなり
思いっきり蹴りを入れた。
山はあっけなく崩れ
キラキラも消えた。
コドモは今自分が崩した
山の隣に
山を作り始めた。
山のてっぺんに
サラ砂かけろ
サラ砂かけたら
山かたまんねん
一心不乱に山を作る
カノコドモには
ライムとフクシアは見えない。
なぜなら
彼の右目はライムで
左目がフクシアだからだ。
2006-03-08
夜

2006-03-06
竜巻

竜巻に乗って
333回転することにする。
健闘を祈る。
2006-03-03
いとしま

Dermatobranchus striatus
振り向けば
乙女。
2006-02-05
沼美術館

沼美術館イメージ。
2006-01-06
公園

公園
まず俺の頭を有刺鉄線バットで力任せに5回殴れ、
①芽が出たら
水をやってください
焚き付けた火に油を優しく注げ旨い食い物にありつけるから
②花が咲いたら
愛でてください
肉を輸入するのだ野菜を食うだろう
③花が散ったら
よく見て下さい
no story no money近所のおばちゃんが話したネタって最高やねん
④果実の中には
種があります
ゴミの分別と同レベルでお前を分別しろそれはエコ
とにかく建てるのだ建てちまえばそれでいいんだ
人に会ったらちゃんと挨拶しろ今日もひどいね
片っ端から全部買え全て消去だ
たわわに実った枇杷の木を何にも考えずに真ん中からぶった切れ!
⑤種を
土に埋めて下さい
⑤→①
芽が出たら
水をやってください
公園ここに
家を建てよう壁には素敵な絵を描こう
響宴ここは
移動した世界だ
2005-12-24
イヌ

飛べ。
飛べイヌ
どこまでも
お前の足は
飛ぶための
足だ
お前の鼻は
見るための
鼻だ
2005-12-17
揺らぎ

揺らいで新たに見えてくる景色。
2005-12-16
Parts

部分として。
全体として。
2005-12-09
溶ける

溶ける。
2005-12-04
仮設

知覚して仮設して予感する。
2005-11-28
日常

日々変化する何か。
変わらない何か。
2005-11-25
line

素描開始。
今のline。